私は現在25才の女性で、今はアパレル業界で会社員をしています。今の仕事に至るまでアルバイトから正社員、派遣社員まで様々な仕事をしてきました。
業界も多用で、アパレル、インフラ、不動産、保険、建設など多くの経験をさせてもらってきました。
そんな数ある経験の中から結婚式場でのブライダルのアルバイトの体験談を紹介したいと思います。
目次
結婚式のアルバイトの内容について

結婚式場でのアルバイトをしていた際の仕事内容は大きく分けると2つありました。
一つ目はご予約状況の管理です。私がアルバイトしていたところは業界では大手の一つで、お客様はあらゆるチャネルからご予約頂いておりました。
ネット予約や電話予約、来店相談や結婚相談所からの予約など、それらの予約状況を見て、空きの有る無しを入力しておりました。
また、キャンセルが発生した場合に元々希望していた時間があったお客様に連絡をしたりしていました。一つのスケジュールミスがお客様にご迷惑をかけてしまう責任の伴う仕事でした。
二つ目は、お客様のスケジュール管理です。結婚式は準備から当日のスケジュールまで多種多様あり、その一組一組によって準備するものが変わってきます。
外注する業者さんへの納期もあり、結婚式予定のお客様にもスケジュールをキッチリと守って頂かなければならないので、余裕を持ったスケジュールを組むことを心掛けておりました。
中でも前撮りの日程調整や招待状の期日管理は業者さんの納期がずらしにくい面があるので、お客様に進捗状況の確認の連絡をしたり、二人三脚で準備を進めていくことに努めていました。
結婚式場のアルバイトはどんな人が向いてるの?

結婚式場でのアルバイトに向いている人は①細かくキッチリしている方②人の喜び自分の喜びと感じられる方③自然な笑顔でハキハキしている方だと思います。
まず、前述の通り結婚式は準備から当日スケジュールまで細かな取り決めが多くあります。少し気を緩めて一つ失念すると全てが台無しになるケースがあります。
しっかりと一つずつの業務を行いながらも履行確認して管理できる能力が必要だと思います。
次に、「人の喜び自分の喜びと感じられる方」です。これは一番重要だと思っています。
これが無ければ仕事にやりがいを感じられなくなり、2、3年で辞めてしまうと思います(正社員の方は多く辞められていました)
結婚式のプロなので、年間で何人ものお客様の結婚式に携わることになります。
十人十色の結婚式を毎回違う感動があると感じられなければ続かないのではと思います。
最後に大切なのは笑顔です。打ち合わせの時など、結婚式を控えて不安ながらも幸せなご夫婦とお話することになります。
その時に気持ちを当日まで途切らせることなく上げていけるように努めなければなりません。
アパレルのように瞬間の接客業ではないのでとても大事なことだと思います。
向いていない方は、人の感動を自分の感動に感じられない方に尽きると思います。
正社員とアルバイトの違いは?
正社員とアルバイトと違うところは、責任の重たさが一番にあげられると思います。結婚式は準備の段階でもトラブルがつきものです。
お客様のご都合による式のキャンセルは問題あまりありませんが、予約していた式場が使えなくなったり、こちらが出来ると言ったことが出来なかったり、こちらのミスでご迷惑をお掛けしてしまうこともあります。
また、言った言わないの問題になってしまうこともしばしあります。そんな時に矢面に立つのが正社員であり、直接お客様とお話することになります。
アルバイトはその時に矢面に立つことはほとんどありません。また、結婚式後のトラブルに奔走させられるのも正社員です。
結婚式当日に約束と違うことが起きたり、こちらではどうしようもできなかったことにクレームを言ってこられ返金を求められたりと、幸せの裏には結構シビアな世界があります。
正社員の方での離職率は高い業界だと聞きます。恐らく、仕事としてのやりがいを感じる一方、大きなお金がかかる仕事なので人の本性が見えてしまい疲れてしまう方が多いのかと思います。
結婚式場のアルバイトのメリットデメリット

私は結婚式場のアルバイトは結婚後に始めました。そのため学生の方とは感じ方も違うかもしれません。
そんな私が感じた結婚式場のアルバイトのメリットデメリットを紹介します。
メリットについて
私が働いていて感じたメリットは①結構稼げること、②心が震える体験ができることがあります。
一般のアルバイトより拘束時間が長いと言うこともあるからかもしれませんが、月間で結構稼げると思います。私はかなり多く仕事に入った時は20万円を優に超えておりました。
人手が少ない時などは、1日に3件の結婚式を行い、それの片づけまでしていると1日での稼ぎがかなり大きくなります。
しかし、会社によるので人での多いところでは当日は入れなかったりするので事務仕事であまり稼げない会社さんもあるみたいです。
二つ目は、何より「感動」することです。何度も心が震え号泣していまったことがあります。
日常生活で目の前で大きな感動を体験できる仕事はなかなか無いのではと思います。
子どもの成長やコンサートなど感動する場面はありますが、仕事の中で大きな感動に包まれることは結婚式のアルバイトをしていて本当に良かったと思ったことです。
デメリットについて
デメリットは①裏側を知ってしまう②時間の事由があまりないことです。裏側を知ってしまうのは、前述した通り人の裏側を垣間見えてしまうところです。
大きなお金が絡むと人をこうも変わってしまうのかと思う場面も多く見てきました。
また、私は自分の結婚式をした後にアルバイトを始めたので良かったですが、その前にやってしまうと段取りを知っているのでサプライズ感も無くなってしまうのではないかと思います。
また、細かなところが目に付いてしまい、自分自身の結婚式を充分に楽しめなくなってしまうのではと感じました。
何も知らないサービスだからこそ、一顧客として楽しめるということもあると思いました。
二つ目は拘束時間が長いので時間の事由はききません。また、細かな時間スケジュールが決まっているので時間に余裕のある方がアルバイトすることをお勧めします。